過酷なレース

宮古島は晴れ!


スタート前から緊張する。
成績での緊張じゃない、落車でもない、
暑さからくる不安による緊張。


スタート直後の伊良部大橋パレード走行での写真。
走りだしたらご機嫌になり、やる気満々(笑)。


パレード終わりレース開始
距離が長いこともあり集団のペースは遅い、まずまずの体調か?
前日も炎天下で120キロ試走したので体調はイマイチやった、60キロ地点までは淡々と走れてたが、仲間が二人遅れていった。熱中症かなと遅れた二人を心配してたら、自分も70キロで急に力が入らなくなり集団から遅れてしまった。


アッけなくレースを終えてしまったなと思いトロトロ走る。遅いスピードで走ってるのに前方は誰もいない。
後方にも誰も居ない
184キロのレースではちぎれた後は1人ぼっちになってしまう事が多々あるわけで、30キロくらい1人で走ったかなぁ。


景色は最高やけど
見る余裕がない
脚には力が入らない
軽い熱中症になってたんや。もうやめようと何度も思ったけど順位はどうでも良いから完走だけなんとかしたいと決めた、いつも諦めると簡単にやめてしまう自分としては珍しいかな?
しかし、1人ぼっちの旅は人生劇場みたいなもんやったな(笑)


100キロ地点で去年自分が50歳代で3位やったんやけど、2位やった東京のオッサンが落ちてきた。コヤツも熱中症で目がトロンとしてるやん。
二人で地元の話や自転車の話などしながら走ると気がまぎれた。
走っているながで楽しみっちゅうか、命を繋いでくれる場所


給水所


ここで水をもらい
バナナとオレンジを食べさせて貰う、ようかんなど固形物をうけつけやんよになってしまってたからホンマに助かる。
冷水を頭からぶっかけてもらうとマジで生き返る
給水所から出発すると、しばらくはスピードも上がる上がる。
しかし、20分もすると冷水効果もゼロになり、またドロンドロンの走りになる。


軽い熱中症状態で100キロなんとか走りきれた、辛かったけどこれも自分との戦いでこんなレースもあるよなと思って走った。


宮古島のスタッフは素晴らしくて、一般道路の交通整理をしてくれるスタッフさん。
オレラ走ってるよりも立ち仕事でキツいでしょうにと思い、横を通るたびに礼をして走りました。


ゴールは安堵でしかなかったな。


石川県のコナさんは
人間性テストのレース
やと言ってたけど当たりやね(笑)。


表彰式では
MS97のかが○さんが60歳代で優勝
それは当たり前の結果やけど優勝者と10分以内のタイムでゴールして、表彰式でも素晴らしいとアナウンスされ、会場の皆さんからも祝福されました。


イヤ〜
かが○オッサンの表彰式に、ちょっと感動してしまったやん。


こんだけ
前向いて練習するオッサンはなかなか確かに居ないよな。早く引退してくれと冗談言っておいたけど素晴らしいな。


他にも宮古島仲間が居てくれてありがたかった。


夜は仲間たちと居酒屋に行くが、食べることも飲む事も出来ずで
熱中症にやられました。


今は来年の事は考えられないや、多分また挑戦すると思うけど。